
さよなら、ブルーハーツ完全版
東京都知事選に立候補し、異色の政見放送で注目を集めたことでも知られる、ファシスト、革命家の外山恒一氏。これまで古本市場でプレミアとなっていた『さよなら、ブルーハーツ』に自叙伝『青いムーブメント』を加筆、再編集をし、616ページの大ボリュームの合本となったのが『さよなら、ブルーハーツ完全版』。
外山氏は「ぼくの高校退学宣言」(徳間書店)、「最低ですかーっ!-外山恒一語録」(不知火書房)など多数の著書がある活動家であり、今回はブルーハーツのライヴで爆砕テロを決行するまでの日記【さよなら、ブルーハーツ】と30歳半ばで獄中にいる際にも構想を描いていた自叙伝【青いムーブメント】の歴史的名著の合本です。過激な行動ばかりがクローズアップされがちな外山氏ですが、どちらも美文家としての才能を発揮した文章が現在でも瑞々しく、ありありと当時のカルチャーを克明に著した点においても貴重な内容となっている。
また本書では、外山氏による注記や書き下ろしを加えて、当時書籍を読んだ方でもさらに理解が深まるように編集がされている。また、中森明夫氏による解説を掲載。「外山恒一とは何者か」というテーマのもと5000字程度でまとめた書き下ろしも追加。完全版にふさわしい保存版の内容となっている。
著者 | 外山恒一 |
発売日 | 2024年12月04日 |
価格 | 3,190円(本体2,900円+税) |
発行元 | 株式会社blueprint |
装丁 | 四六判/616頁 |
ISBN-10 | 4909852573 |
ISBN-13 | 978-4-909852-57-1 |