崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する
宮台真司がリアルサウンド映画部にて連載中の「宮台真司の月刊映画時評」などに掲載した映画評に大幅な加筆・再構成を行い、まったく新しい評論集として一冊の書籍にまとめたもの。
『寝ても覚めても』、『万引き家族』、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』、Netflixオリジナルシリーズ『呪怨・呪いの家』など、2011年から2020年に公開・配信された作品を中心に取り上げながら、コロナ禍における「社会の自明性の崩壊」を見通す評論集となっている。
さらに、『スパイの妻』黒沢清監督との対談、クリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』について、ヒップホップミュージシャン・ダースレイダーと語った対談なども収録。まえがきとして著された、30ページ超に及ぶ書き下ろしのアピチャッポン・ウィーラセタクン論も必見だ。
著者 | 宮台真司 |
撮影者 | (坂本淳) |
発売日 | 2021年4月30日 |
価格 | 2,970円(本体2,700円+税) |
発行元 | 株式会社blueprint |
装丁 | 四六判/424ページ |
ISBN-10 | 4909852093 |
ISBN-13 | 978-4-9098-5209-0 C0074 |