『テレビとジャニーズ 〜メディアは「アイドルの時代」をどう築いたか?〜』
歌、ドラマ、バラエティ、スポーツ、報道など、テレビ番組の幅広いジャンルで活躍するタレントといえば、おなじみ「ジャニーズ」のメンバーだ。 80年代には歌の『ザ・ベストテン』やドラマ『3年B組金八先生』など高視聴率番組に出演。平成に入るとSMAPのデビューを経て、徐々に「アイドルによるバラエティ番組」をゴールデンタイムの定番に変えていった。2000年代に入ると、嵐の櫻井翔やNEWSの小山慶一郎が、それまで未開の領域だった「報道番組」へと進出。2015年には、ジャニーズJr.のなかから難関の気象予報士試験に合格する者も登場し、世間を驚かせた。 彼らは55年にわたりテレビの一線で活躍し、今のような<アイドルの時代>を築きあげた。アイドルは、だれかの憧れの的として振る舞うだけでなく、お笑い、司会、キャスターなど様々な分野に進出し、活躍できるということを実際に示していった。一方のテレビも、ジャニーズのマルチな才能を借りて、エンタメ・メディアとしての進化を遂げた。元の大衆的な報道・娯楽メディアという立ち位置から、年々、扱うジャンルを細分化し、国民一人ひとりのニーズに応える多目的メディアへと変化したのだ。 本書では、長きにわたり共に歩んできた「テレビ」と「ジャニーズ」の歴史を総括する。テレビとジャニーズの2つの軌跡を追った、現代メディア・アイドル論の最新版がついに刊行。 『テレビとジャニーズ 〜メディアは「アイドルの時代」をどう築いたか?〜』については、下記へお気軽にお問い合わせください。 ■書籍概要 ■お問い合わせ先 |